私が19歳の頃の話である。
※ギラギラした時代
高校を卒業し、東京の学校へ...
正しくは東京付近...
生活費は親からの仕送りと
喫茶店のバイト代...
その学校は全寮制である
生活費と言っても遊ぶ金
学校も、もうそろそろ夏休みに入る
しかし私の所持金は
帰りの新幹線代に少し足りない...
ここは一発!増やすとするか !!
いざ、パチンコ屋へ...
あえなく、所持金 500円に.... 転落
後悔先に立たず
これでもう帰れない...バイト代が出るまでは
バイト代が出るのは15日後..
それまで何とかせねば・・・
朝は食事ぬき
昼は寮の販売機の60円のジュース1本
夕はバイト先でナポリタンやピラフをつまみ食い
あー、この生活...あと何日も続くのか...
頬はこけ、目はうつろ・・
誰が見てもやつれてる状態...
その日もバイト先でつまみ食い ・・・
すると、店のオーナー突然 来店
焦った私は急いで証拠隠滅 ....
何事もなかったかのように振る舞い.
その場を切り抜けた
と、思いきや、あえなくバレた。
口の周りにケチャップが付着していた様だ。 詰めが甘い
オーナーは、私のやつれた状態を察してか、
つまみ食いの事を責めなかった..
変わりに1000円札を私に手渡し..
「後ろにのれんの掛かってあるそば屋があるから、
そこで何か食って来い!!」
あー、なんてやさしい人だ...涙が出そう
私はその1000円を握り締め
後ろにあるだろーそば屋へ...
「えー、のれんのれん....あった!」
おもむろにのれんをくぐり、店の中へ
「へい、いらっしゃい!!」
がー~・・・! 何とその
つづく....