私が20歳くらいの時の事。
このブログにも度々登場する友人まそお
そのまそおの父 ・・・ 神の使いである。
注意1:自称
人の心を見透かしたり、
これから起こる事が予知出来るらしい...
注意2:自称
まそおは大工、
家の家業を継ぎ、この父と一緒に仕事をしている。
※両者とも昔気質、職人気質である。
その二人・・・ 一緒に仕事をしているせいなのか、
「神の使い」という肩書きのせいなのか 、
二人の仲は常に険悪...
父と子の確執アリアリなのだ。
とある日、
私がまそお宅を訪れると、まそお父が出迎えた。
まそお父 「すとす君?久しぶりだね!」
私 「お久しぶりです。 まそお君はいますか?」
まそお父
「あー..今、ちょっと出かけてるんだよ....」
私 「あー..そうですか.. じゃ、後で・・・」
まそお父
「あっ!ちょっと待って!
すとす君の事、見てあげるから..ちょっとだけ..」
私 「あー..いやっ大丈夫です。」
まそお父
「遠慮しなくていいから、ここだけの話なんだけど、
私は神様の使いなんだよ!
信用しない人もいるけど... 」
私「へー...スゴイですね!
でも、大丈夫です。」
すると、まそお父
急に
「あー..なるほどね...」
何が?
「人ってね、誰でも大あり小なり悩みはあるから、
あまりクヨクヨしないで!
詳しい事は言えないけど...」
ズバリ言い当てた ・・・
私に悩みがある事を....
確かに、その時期、私は色々と悩んでいた。
彼には、これから起こり得る事も見えてしまう
予知能力もある... との事
注意3:自称
スゴイ事だ ..
数週間後..
その神の使いからTEL
神の使い
「うちのまそお、すとす君の所に行ってない?」
私 「来てませんけど...」
神の使い
「ちょっとねー...、
仕事の事でまそおと言い合いになってね、
家出てったんだよね...3日前に」
私「へー...それは大変ですねー...
ちょっと、友人たちに連絡してみます。」
ガチャっ
電話を切った。
その後、TELでの捜索の結果、
まそおは別の友人宅に泊り込んでいる事が判明
私はまそおを説得し、
無事に帰宅する運びとなった。
めでたしめでたしである。
人の心を読み解く能力...
予知能力....
神の使い(注意4:自称).....
こんな大事な場面で、
なぜ発揮出来なかったのだろうか...
「神も仏もあったもんじゃない」
とは・・・きっと、この事なんだろう...