久しぶりに自分の部屋の整理整頓をしてみた...
飛ぶ鳥跡を濁さずである
ま、元々そんなに散らかってる部屋ではないのだが、
せっかくのやる気は大事にしたいもの...
約30分経過...
んー...大分、キレイになった。
次は机の引き出しの中の整理...
不要なモノは捨て、
必要なモノは、すぐに取り出せる位置へと移動...
作業も順調に進む...
すると、
普段あまり使わない引き出しの奥から、
私が若かりし頃、大枚叩いて
やっとの思いで手に入れた
某社スイス製高級腕時計 発見!
なぜ、こんな所に?
「懐かしー....!」
一時の間、
古き良き時代・・・昭和に思いを馳せた...
「あー..昔は良かったなー...」
当時の自分にも思いを馳せる...
「あの頃、結構モテたよなー...」
あー...あの頃に戻りたい...
様々な想い・・・時計と共に甦る
がっ..
せっかく見つけたこの時計・・・
今の私の趣味とは若干異なっている。
これを今から身に付けるかと言えば、
たぶん付ける事はないだろう...
モノは大事にする私...
このまま眠らせておくのは如何なものか....
いろいろ考えた..
「そうだ!息子にやる事にしよう!」
息子の9年後に..
成人のお祝いに...
そして、それを受け継いだ息子も、将来の我が子へ...
代々受け継がれていくモノを大事にする心...
んー...我ながらグッドアイデアである。
そこへグッドタイミングで現る息子...
息子 「その時計、おとんの?」
私 「んん...」
息子 「初めて見た..」
昔の思い出話を織り交ぜながら、
この時計への想いをとーとーを語り続ける私
聞いてるフリする息子...
約5分
内緒にしていられない私
私 「これ、9年後にあげるから!」
息子「なんで9年後?」
9年後の息子へ 君の20歳のお祝いに、 私が大切に保管して(忘れて)いた、 この時計を贈ります。 是非、君の一生モノリストに加えて下さい。 モノを愛する心・・・永遠に... |
息子「それで工具とかあるの?」
私「工具?.. 何の?」
息子「んー...まーいいや...」
彼は、その場を立ち去っていった。
翌日の夜
息子
「おとん、あの時計の工具って、
どこで売ってんの?」
私「?」
息子
「あれ分解する工具...」
娘の真新しい、届いたばかりのiPodを
分解しようとした息子
リビングの「記憶するレグザ」・・
スキあらば分解したい息子...
現在、静電気発電装置の製造を手掛けている息子
私の若かりし日々 ... 古き良き時代昭和....
思い出のギッシリ詰まった大切な腕時計
彼にとって、この時計...
静電気発電装置の1パーツ扱いなのであった。
親の心、子知らず...