ある年末の忙しい一日
今日は朝からバタバタ...
やはり年末.. 店もそれなりに忙しい..
腐っても鯛である。
そこに小学生くらいの子連れの女性が来店...
店に入るや否や、
横にいた少年(4~5年生・男子)がソワソワモジモジ..
小声で母親に
「ちょっと・・・ ウン○したい..」
母親「えっ! ちょっとくらい我慢出来ないの?」
少年「我慢できねっ!」 (小声)
母親・・・私の顔を見る。
母親
「すいません! トイレお借りできませんか?」
ここは、お客様用のトイレというものはなく
奥の方のバックヤードに狭い従業員用のトイレのみ、
私「いいですよ!
ちょっと狭いですけど...よろしければどうぞ!」
私は、その少年にトイレの場所を案内する。
私 「一人で出来る?」
少年 「大丈夫です。」
数分後..
少年・・・スッキリした表情...
ぼそぼそと... 「ありがとうございました。」
何事もなかったかのように
母親と一緒に立ち去って行った。
店の忙しい状況は、その後も続き、
私は昼食をとるタイミングも見つけられず、
もはや午後4時..
あーダメだ..
無理矢理にでも昼食の時間をとる事に
(10~15分位)
通常は、近所のそば屋で昼食を取るのだが、
今日は忙しいので、
奥のバックヤードで済ませる事に...
※ 奥のバックヤード・・・かなり、狭い空間...
トイレのドアを開け、
体半分をトイレ側に身を置かなくては
食事スペースを確保出来ない程の狭さである。
おもむろにトイレのドアを開けた。
「うっ!!臭っ!!」
「臭っ!!」
少年・・大・・流さず...
少年・流さず・大
急いで流す..私...
異臭漂う狭小空間の中..
私は気を取り直して、 食事スペースを確保...
お昼ごろコンビニで購入済みの冷え切った弁当を
ビニール袋から取り出す。
今日の昼食・・・
皆が大好き、カレーライス
ん? どこかで見た光景・・・
色
ツヤ
とろみ
どこかで見た光景・・・
デジャブ...
デジャブ=既視感
一般的な既視感(デジャブ)は、
その体験を「よく知っている」という感覚だけでなく、
「確かに見た覚えがあるが、いつ、どこでの事か思い出せない」
というような違和感を伴う場合が多い。
by Wikipedia
時間がない私...
窓も開けず、どこかで見た光景を思い浮かべながら
異臭漂う、その狭小空間で
カレーライスに喰らいつく
この臭い
先程見た光景
カレーライス・・・
私の脳・・・処理しきれず..
「オエっ!!」
えづく私...
喰らう ⇒ 臭う
↓
えづく ⇒ 思い出す
思い出す ⇒ 喰らう ⇒
臭う ⇒ えづく...
「オエっ!!」
デジャブ...
脳・・・処理しきれぬまま約15分
ありそでなさそな新感覚だったのであった....
注: 食事中の方の閲覧はご遠慮下さい。