スピードガン

先日、息子とバッティングセンターへ...






そのバッティングセンターには、


投げた球のスピード


     計測するマシーンがある。





その日、そのスピードガンには

少し行列ができていた。





私と息子は、その後ろに並ぶ





待ち時間・・・





息子 「プロ野球選手でも150km出すのって、


すごい事なんだって


とん、何kmくらい、出せる







 「130kmくらいは!」






息子 「げーっ..!







私たちの前に中学生くらいの数名が



思いっきり投球していた....






1球目  103キロ


2球目  110キロ


3球目  108キロ







息子 「あんまり、大した事ないね.....

とんの方が断然すごい





小声でつぶやく






息子の順番になった...






1球目 42キロ


2球目 40キロ


3球目 43キロ






子供にしては、まーまーだ...




  「ドンマイ、ドンマイ」





そしてついに私の順番





息子・・・近くにいた、見知らぬ小学生に





「うちのとん、130キロの速球だから...」





見知らぬ子 「へー、ごい!」






そして、1球目 




76キロ .....


    「何か球がすべるんだよなー」    ぼそぼそ...





2球目    83キロ



「また、すべった...あの係りの人..

濡れた雑巾で球ふいてるでしょ...あれじゃ...」






 息子に小声でいい訳






すると、息子が係の人に ...



「その雑巾で球、拭かないで!! べるから」





    係の人は渋々乾いている球を私に、





そして、最後の1球..   願いを込めて...








72キロ ....





あえなく散った....







   その日は、肩の調子も少し悪かったのかも知れない